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執筆者の写真吉岡 俊史

誤解したまま?①

自分の思っていること、本当に伝えたいことを相手が理解してもらえるように伝えるのは大変難しいです。


ユースターのコミュニケーションプログラムといっても、それを行えば、すぐにコミュニケーションが上手になったり、ましてや言葉が巧みになるわけではないです。そして、コミュニケーションを取ることに困っている原因が解決する・・という簡単なものではありません。しかし、続けることで、ちょうど良い言葉の量や言葉の使い方、そして言葉以外の方法も使えるようになって、相手に発信したいことを、少しでも正しく伝えられるようになると思っています。相手との意思伝達は容易ではないがゆえに、努力も必要ですが、働きにくさ、働く上での問題、困難の原因となる場合が多いコミュニケーションだからこそ、繰り返しコミュニケーションの支援を続けている次第です。そして、そのプログラムを、ユースターを利用される皆さんが根気強く受けてくださっていることに、心より敬意を表しています。


自分の言いたいことや意思を相手に理解してもらうために伝える作業は、たくさんのエネルギーを使います。



ユースターの中で、利用者の方どうしで、ちょっとした言葉の誤解が生じました。全て言葉と言葉で意思疎通をしようとして、相手に間違って伝わり、当事者の方同士が少しぎくしゃくしてしまったのです。

ユースターでは、過去にも、言葉が多すぎたり、少なすぎたり、感情的になったりしたことで、対人関係が崩れそうになることがありました。


しかし今回は、違う理由のようでした。


それは、お互いに相手のことを気遣いしすぎたために、何かがかみ合わなくなってしまったようで、両者が気まずくなったのです。お互いが、自分より相手のことを考えて、相手を嫌な気持ちにさせないように気遣って発言した言葉が、逆に正しく伝わらずに、おかしな空気になったのです。


繰り返しですが、ユースターのコミュニケーションのプログラムや支援は万能ではありません。しかし、少なくとも、自分の気持ちの発信の仕方を見つめる機会を持つことで、相手への伝わり方に気を配れるようになればと思います。


一方的に発信して終わらせるなど、方法を誤って、相手との誤解が生じても、誤解のままに放置しておかないよう、支援者と利用される方、お互いが協力してコミュニケーションについて考えています。


パソコンの真っ白い画面を見る人
伝えたいことが伝わらないのは何が原因なのでしょうか?


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