今日はユースターを利用される方から、言葉をかけられた経験から・・・ご紹介します。
利用される方は、ユースターにいる時間以外で得た、たくさんの経験や人との関わり、感じたこと、生活のことをよくお話くださいます。また、他の人との関わりだけではなく、テレビ、SNS、ニュースの話題についても話しかけてくる方もいます。
私達支援スタッフに言葉をかけてくださるときは「〇〇(最近の話題)ってすごいですよね!」「〇〇にびっくりしました!」「〇〇ってひどいですね!」といったように、ご自分が感動したり、大きく心を動かされたことを伝えてこられます。
「〇〇見ましたか?」とこちらのことを聞いてくる時もありますが、あまり多くありません。
一番多い話題は、やはりご自分のことです。とても純粋に、ご自分の気持ちや出来事を伝えてくださいますので、支援スタッフも共感したり、感動を分けてもらったり、時には怒りをシェアできたりします。
内容よりも先に、私達支援スタッフに声をかけてくださることで、とても嬉しい気持ちになるのです。支援スタッフはたいていの場合、何かに追われてばたばたしています(ユースターだけかもしれませんが💦・・)が、言葉をかけてこられる皆さんは、伝えたい事がある、と思うと、いつもきちんと聞く心を準備しておかなければ、と思います・・・
そこで感じることがあります・・・「言葉がけ」とは「かける側」からの一方的な働きかけではなく、聞く側にも相当な心の準備、受けとめるエネルギー、共感する力や相手に返すコミュニケーション力が必要なのだなということです。
言葉がけは支援者から利用者の方々へ・・・というパターンが多いですが、それだけに、言葉がけが一つの支援と思い込んでしまう時もあります。そして、受け手の気持ちを考えずに、言葉がけをしている時も少なくないと反省してしまいます。
受け手には話を聞く準備や、情報を自分に入れる心の余裕、頭の中のスペースも必要になるのかもしれません。そう思うと、どんな単純な話題であっても、言葉がけは「相手側の準備」に気を配ることができないと、良いものにはならない、ということなのだと思います。
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