ユースターの支援プログラムの中では、言葉と気持ちを合わせて取り組むことが多いのです。それは、誰でも難しさを感じる、気持ちを言葉にするという事が自分なりにできたり、話した言葉が自分の気持ちと一致しているかを、自分で確認するためです。そのプログラムを体験していただいて、就職後に、同僚等に自分の気持ちを正しく伝えられるようになるとお仕事が少しでもしやすくなるかと思っています。また、お仕事上で困ったことがあっても未然に対処できたり、相談しやすくなったりします。
社会では、どうしても、大なり小なり、人とのコミュニケーションが求められます。だからといって話し言葉が上手になるテクニックだけを、ひたすら練習することではなく、自分なりにできる方法で気持ちを伝える事で、自分を取り巻くさまざまな事柄が開けてくる可能性がある事を実感いただければと思っています。気持ちを言語化し、それを適切な言葉に置き換えて相手に伝える・・この工程を繰り返して、できる範囲での適切な方法でのコミュニケーション力を得ていただきます。
ユースターの利用者の方で、コミュニケーションの支援プログラムに慣れてくると、自分の持つ力を実感したり、それが自信になったり、気持ちを表現する事への不安が減ったりする方もいらっしゃいます。
言葉と気持ちは、それぞれ別々の役割を持ちながら、できる部分は融合させて、人と人の豊かな関係を作っているのだと思います。
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