視覚に不自由の無い方にとっては、五感の中でも視覚から入る情報は最も大きいのは確かなようです。
自分に入る情報のうち87%は視覚から入る情報で判断しているとも言われます。聴覚、触覚などは全てひとケタ%なのです。
なるほど、仕事の指示などは、写真や絵、文字で書いたもので伝えることが有効と言われるわけです。
”自分に入る情報”のことばかりを気にかけますが、就職をして、複数の人の中で働く際に、”自分が発信する情報”も気にかけてはいかがでしょうか?
つまり、自分が情報を得るのと同じように、周りの人も、私たちのことを「見て」情報を得ていることが圧倒的に多いのです。
社会で生活する上で、自分が相手に与える視覚的な情報を、自分ができる範囲で意識してみると良いのかな?と思うのです。
「見た目」という言い方をすると、良いか悪いか、という基準になってしまいがちです。見た目を良くすれば完了、ということだけではないのです。
就労移行支援事業所ユースターのプログラムの中に自分の服装選びのカラー、色彩バランス等をとりあげたものがあるのは以前にご紹介しました。
例えば、赤は相手に自分の情熱や行動力をアピールしたいときに身に着けると良いそうです。
青は冷静さ、理性的な印象・・といったようです。
もちろん、カラーはコーディネーションによって全体のイメージを決めるでしょうし、そもそも自分にあったパーソナルカラーを無視して単に理屈だけで色を選ぶのも好ましくないと思うのです。
以前は採用面接にはダークなスーツに紺のネクタイなどとも言われましたが、大勢の人が面接に来る採用面接時にそのコーディネートで向かい、全員が同じような服装で良かったのは昔の話しで、今では個性を消してしまうことにもなります。
ですから採用面接時の服装は基本的にはきちっとした服装をアドバイスしながらも、自分の個性をどこかに忍ばせておくことも良いです、と就職に向けて準備するユースターの皆さんにはお伝えしています。
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