社会人になって、苦労や緊張が多いイメージがあるとは思います。確かに、「就労のための支援」というカテゴリーで支援を行っている私たちユースターとしても、「社会人になるためは、〇〇ができていないと。。」とか「「社会にはいろいろなことがあるから備えなければ」や「社会人とは〇〇である」といったいわゆる「~なければならない」という無言のプレッシャーにつながる事柄を扱ってしまいがちです。
私たち支援者の宿命でもありますが、反省しなければならないことは、やはり就職まで急ぐ方がいらっしゃったとしても、焦らせたり、必要以上のプレッシャーがかかる状態での就職準備は支援をしてはいけない、ということではないでしょうか。
人それぞれにご自分のペースがあるのはもちろん、そのペースも、必ずしものんびりしたいから、ゆっくりペースになるのではなく、自分の物事の理解や納得するスピードが千差万別でそれぞれに異なるからなのです。
就職までのカウントダウンがあっても無くても、そこに焦らせるような要素は、なるべく少ない方が気持ちを楽に就職に臨めるのだと思います。
そこに大事にすべきことは、社会にでるための義務や使命といった面だけを唱えるのではなく、本来「社会生活を楽しくしていく」という夢の実現のための就職であり、自立でもあるはずです。
ですから、社会生活=就職=大変なことではなく、自分を実現する世界=自分を楽しめる世界=社会、として、もっと社会生活の楽しさや、楽しみ方をお伝えしていくべきかと思います。
そのためには社会生活の楽しみ方をもっと盛り込んだ就労支援があれば良いと思っています。
利用される方の声も聴きながら、社会生活に希望を感じて、そこに向かって頑張れる自分がいることを基本とした就労支援をもっと追求していきたいと思っています。
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