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社会性とは何?の答え③

一つ前のブログで、社会性は、正しい行動を追い求めるのではなく、TPOを理解した上でそれに『合わせること』と書かせていただきました。


しかし正しい行動をしなくても良いのですよ、周りに合わせることが大事ですよ」

といっても、それはそれでとても難しいです


まず、周りに合わせるためには周りを把握しないといけないのです。

障がいの有無にかかわらず、ユースターを利用される方の中には、自分以外の人を見る、ということが非常に苦手な方は多いです。


そこで、自分以外の第三者を意識する・・第三者の人がどう思うか・・を話し合うプログラムができたのです。

そして、他の人はどう思うか?を考えることが難しい場合は「あなたはどう感じますか?」を支援スタッフが質問して、他の人(傍観者)がそれを見ることで「周りの人」「他の人」は何を考えているのかを実際に聞くようにします。

そして、少しでも、「他の人」の正体は何かを客観的に知れると良いと思っています。


そこで、今日のブログは「他の人の正体」についてです。

自分以外の「他の人」は誰にとっても不気味な存在です。「みんなどうしていますか?」「普通の人はどうなのですか?」という質問はとても多く寄せられます。


障がいの有無に関わらず、人はだれでも他の人のことがわかりませんし、知りたいですし、でも結局正確に知ることができない存在なのだと思います。


これについても、他の人を全て知ろうとせず、隣の人が何を言っているのか・・どのような行動をしているのか・・・から自分を考えてみるので十分なのかもしれません。


「社会性」はどこか高くて遠い場所にあって、それを身に着けるために、とてもがんばらなければならない・・

ということではなく、隣の人の言っていることや行動を見て聞いて、それに合わせることが第一歩であり、かつ相当な進歩でもあるのです。


ユースターを利用される方で他の人と同じように行動ができない、社会性が無い、と感じていらっしゃる方には「まずは隣の人だけ見てみましょうか?」とお伝えしたいと思います。


双眼鏡で人を眺める子供
社会性は高い場所にあるわけではないと思います








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