今、目の前にいる人、電話で話している人、最近連絡があった人、話しかけてきた人・・私たちは相手をどれだけ知って話しているのでしょうか?・・・・
相手との関係や親密度によってその違いは大きいでしょうが「知っている人」「親しい人」と自分で思っていても、本当にその人のことを知っているのか?、という疑問はどこかに残るのかもしれません。
親しい人で、良く知っているつもり、であっても、実際には知らない部分はあるかもしれません・・・・いや、知らないことをわかっていないだけで、つまり知っている部分だけで関わっているのかもしれません。
もちろん、人との関係は、常にそのような部分はあるのだと思います。たとえばお仕事で関わりのある方は、その方のプライベートのことや、詳しい人柄を知ることなく、あるいはあえて詮索(せんさく)しなくても十分に仕事はできますし、仕事上の一定範囲の信頼関係は成り立つのです。
そもそも、その人を知っているつもりでも、実のところは知っていることは本当に少しだけで、ほとんどは知らないけれど、「この人であれが、〇〇である(はず)」・・と「想像している」場合も多いかと思います。知っているつもりで人と関わっていることも多いのです。
そこで、考えたいことは、「相手のことを知る範囲」つまり「どこまで知る必要があるか」ということではないでしょうか。
ユースターの就職までの準備のなかでも、人間関係に関する話題が頻繁に出ます。その際、会社の同僚との関係と、家族との関係を比べてみることもあります。いうまでもなく、会社の同僚とは一定程度の信頼関係ができれば良く、大幅に相手に踏み込むことはしなくても良いです。踏み込みすぎて、トラブルにもなることすらあることも確認しています。
会社にいる人たちは、みな共通の目的を達成するために集まっているわけですから、その目的のために一緒に力を合わせられれば良いわけです。同僚は自然発生的に知り合うわけではなく、意図があってつながっている人たちとも言えます。ですので、知る範囲は一定程度でも良いのかもしれません。
もちろん長く一緒に働いたり、苦楽を共にすることで大親友になったり、家族同様の関係になることもあるかもしれませんし、そうなれば、人としてとてもすてきな事です。でもそれを目的に就職をするものでもないですね・・

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