異業種連携①
- 吉岡 俊史

- 2025年10月8日
- 読了時間: 3分
異業種連携ーそれぞれの業種・業界が、自社の強みや専門性を活かしながら生み出してきた製品・サービス等を、枠を超えて他の業種とコラボレーションすることで、新たな商品やサービス、そして”価値”を作り出しています。今は「コラボレーション」という言葉は日常的に聞かれます。
お菓子好き、食べ物好きの私は、お菓子メーカーが他の食品メーカーとタイアップして、新しいお菓子ではない食品を生み出したり、コンビニエンスストアで販売している商品が玩具メーカーや老舗の飲食店名と共に作り出した新製品であったりします。それらのタイアップする企業どうしが「異業種」であればあるほど「おーっ」と目を引いたりするものです。
これらのタイアップ、コラボ〇〇といった背景にある『異業種連携』の新発想から新しいモノが生み出されて、新たな顧客層を得ることにつながっているのだと思います。
そこで、福祉業界はいかがでしょうか?
福祉業界は「閉鎖的」と言われることがあります。それも無理はありません。施設を利用される方と深く向き合う時間こそが、私達福祉職員の根幹の仕事ですし、本質だからです。
そのため、異業種と連携する機会や優先度は、これまであまり高くなかったのかもしれません。
しかし、よく考えると、福祉こそ昔から“社会全体とつながってきた業界”なのではないでしょうか。もっと古くから異業種連携の概念が福祉は持っていたのではないかとも思うのです。
なぜなら、福祉の現場などこか?というと、社会全体であり、福祉を利用される方も、福祉施設が関わる事業者も異業種の方が多いからです。
まさに「異業種の集まり」が福祉の現場なのです。
私たち福祉従事者も、施設を利用される方を通して、社会に近い位置にいるのではないかと思います。
それでも福祉が閉鎖的に見られてしまうのは、社会がそう見ているからではなく、私たち自身の意識の中に原因があるのかもしれません。
無意識に、自分自身で「福祉」を特別な位置に置いて外部との間に壁を作ってしまう。その結果、外との接点を狭めてしまうのかもしれません。
それでは、せっかく先人たちが築いてきた福祉と社会をつなぐ、異業種との関わりの道を、自ら閉ざしてしまうことになりかねません。
連携を更に発展させて、様々な業界とのコラボレーションやタイアップを実現してゆかなければりません。そうしないと、社会全体の中で福祉や障がい者支援の存在が孤立してしまうと思うからです。
特に私達たち、就労移行支援事業所ユースターが取り組むのは、障がいのある方や、社会の中で働きたいと願う方々への就労・職業支援です。この分野はまさに、異業種との関わりが欠かせない現場です。
支援スタッフの仕事は、施設内だけで完結しません。企業や地域、行政、教育機関など——多様な分野との連携が求められます。だからこそ、私たち支援スタッフも「つながる力」「実践する力」を磨き続けなければならないのだと思います。
(=つづく)





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