実習の持つ大きな意義
- 吉岡 俊史
- 2月3日
- 読了時間: 3分
更新日:3月1日
就労移行支援事業所ユースターでは、ユースターに通って日課にも慣れてきたころ、ユースターの施設から外に出て、実際に会社で働く体験をする機会があります。
いわうる企業実習といわれるものです。
全員が体験するわけではありません、個別の方のご希望や必要性に合わせて支援スタッフと相談して決めます。
企業で働く体験をする意義はとても多くあります。
実際に働くことで、具体的な就労のイメージを持てる・・というのがまずは第一義で、想像に難くないのですが、その次に大きな効果といえば・・・・
『会社で働く人を生で見る』ということです。
人が働いている姿は日常の中でも毎日のように見ることはできます・・・例えば買い物に行った先のお店やスーパーでは自分はお客ですが、そこで制服を着て働いている人を見ることはできます。
つまり日常の中で多くの働く人を観察できるのです。
なのに、なぜわざわざ実習生として働く人を見に行くのでしょうか?
それは、気持ちの構えが違うからだと思います。
お客として店に行っても、そこで働く人を意識することはほとんどありません。。「今日は誰が働いているのかなー何をしているのかなー」と考えながら買い物をする人はいませんし、店員が何をしているか・・自分がやるとしたら?・・等考えることもないのです。
お客として行く・・・・例えばドライバー、清掃員、事務所スタッフ、先生・・どの人であっても「職業人」として見るか「その場所に当然のようにいる人」として見るかの”違い”があるのです。
その目で見たものの”違い”で、心の中への植え込まれ方が違うのです。
言い換えれば、興味や関心を持って見れるか?の違いに加えて、自分事として見るということにもなります。
そのような大きな意味を持つ実習は大変意義深い活動になります。
就労移行支援事業所ユースターでは、実習体験をさせていただける企業を探しています。特に、今まで働く経験の少なかった方に、色々な働く現場での体験をしていただきたいです。多くの異なる業種での実習のチャンスを得ていただきたいです。
実習生は一日数時間、会社に行って、指示を受けたお仕事をします。
もちろん支援スタッフが全面サポートをいたします。
実習生を受け入れて下さる企業の方は是非ご連絡をいただきたく、よろしくお願いします。


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