「支援者は利用者の伴走者です」・・・と多くの支援者や施設が言いますし、実際に思っていることです。
福祉サービスの利用者の、ご自分の判断や生き方を尊重しながら支援することを、福祉の世界では、この表現で例えることがあります。。。言っている支援者同士では理解できる考え方ですが、はたして利用する方の側から見ていかがでしょうか?
「美しい言葉ではあるが、なんとなくあいまいで・・」「いったいどこまで何をやってくれるの?」と思ったりはしませんか?
福祉は人が人に関わる仕事です。極めて個人的な関わりを持ちますので、サービス内容は個人・個別に異なり、業務内と業務外、サービス範囲の境界線をつけにくくなるのは確かです。
ですので、利用される方にとっては「ひょっとして善意でやってくれていること?」「自分の事を想ってボランティアなの?」と考えて下さる方もいます。”福祉”は清らかな響きがありますし、そのようにつなげて考える時もあるかもしれません。
でも清らか(?)以前に「あいまい」な部分があるのです。ということは、事実、細かい点で、支援者によって、サービス内容がまちまちになりがちです。本来行わなければならないサービスすら提供していないという低レベル支援から、本当に付加的にボランティアで携わるレベルまで、範囲が無い中での支援が行われる場合があるのです。
また、理論上、支援者一人で支援の質や量を自己裁量で変える事もできる可能性やリスクを持ちます。
そこで、同じ質と量を担保できるよう、各事業者(サプライヤー)はそれぞれ大変な努力をしています。たとえば、福祉の理念や価値観、倫理、支援手法などを各支援者が学ぶことで一定のレベルを維持しようとしています・・・・で、問題は、その効果が、どのように利用者に伝わり、評価がされているのか、、です。
ひょっとして、事業者自身が、利用者が自社をどのように評価しているかを知らなかったり、利用者の真の評価に無関心なまま、サービスを属人的、場当たり的に進めてはいないか(現場任せ)、が気になります・・・。
ユースターは、まだ生まれて1年しか経っておりません。まだ未熟ですので、利用される方からの正直な評価に敏感になりながら、評価に無関心、属人的、場当たり的といったことにはならないようにしたいと思っております。
本日のブログでは、現実と問題意識まで書かせていただきました。次のブログでは就労支援に特化する当社として、支援というあいまいなサービスを、利用される方に、どのようにわかりやすくお示しし、審判していただこうとしているか、その一部をご紹介したいと思います。
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