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執筆者の写真吉岡 俊史

将来の生活

昨年一年で日本の人口は53万人減少したそうです。ニュースではこの規模は一つの県とほぼ同等の規模です。


ニュースでは国や地方の財政悪化なども多く伝えられています。

100年生きる人生に向かって、資産運用や資産形成が言われていますが、いつかは就労移行支援事業所ユースターでも「働いて収入を得る」という”あいまいな表現”から脱すべきだと感じています。つまり、収入を得る・・で終わらずに「得た収入をどうするべきか?」を自分の事として、具体的に学び合う時間も持つべきではないか?、と考えています。


それも、単に「お金の使い方の勉強」ということだけではなく、自分の生活にはいくらお金が必要で、自分の将来のためにお金を貯めておく意義や方法、将来の自分の収入や貯金の見込みなどをどのように計算してまとめたら良いか?貯まらなかったらどうなるか?とか将来の自分の生活を想像しながら考える機会があっても良いのではないかと思っています。


ユースターから就職をする時点では、お給料で好きなものを買うとか、生活のためにお給料が必要だ、とだけ考える方が多いのです。まずは働くことに専念するためには、それで十分だと思っています。


しかし、お仕事や生活が安定してきたら、お給料を得て使うだけだと、得たお給料を全て使い切る生活のパターンになりがちなのです。

働く経験を積み重ねて、生活やお仕事への緊張感が解け始めたときには、将来の生活のために貯金をする意味を、社会の動きと合わせて理解しておくことや、貯めたものはいつ使うのか?などを、それぞれの方の理解のしかたに合わせて学んでゆくことが必要になってくると思うのです。


そして、考える機会を得ることで、あらためて就職して働く目的も再認識していただけるのではないでしょうか。


新しい年に入り、就労移行支援事業所ユースターでは、就職して働くということを、社会への入り口として、もっと社会生活を現実的に考えるプログラムや支援も広げてゆきたいと考えています。

電卓と貯金箱
お給料で何を買いたいか・・が入り口でも、やがて将来の計画もできたら良いですね

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