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同時並行できるのは良いこと?①

1つの時間に2つのことを同時に行う方がいます。

たとえば、本を読みながらテレビを見る・・メールを打ちながら電話をかける・・着替えながら歯磨きをする・・。私は、特に仕事のように効率が求められる場面で、それらを完璧にこなす方を見ると「すごいなあ」と感じます。


「同時並行」・・・・

似ている表現で意味合いが違う言葉に「ながら〇〇」というものがあります。

こちらは、少し否定的な響きを持つかもしれません。


「ながら〇〇」は、一つのことをしながら、全く別のことをしてしまい、周囲から「是」とは見られないことを指しています。まず思う浮かぶのは「ながらスマホ」でしょうか。

家庭では、食事をしながらテレビを見る人もいれば、飲食店でスマホを見ながら食事をする方も多いです。本来ならあまり推奨されないことかもしれません。しかしその習慣は、時代や現代社会の流れを見ると、必ずしも否定しきれない面もあります。


むしろ、テレビ番組が画面にQRコードを表示して、スマホと同時に視聴することを促すことも増えました。また、番組を見ながら、話しを聞きながらクイズの回答をスマホで求めたり・・・と、こうした2つのデバイスを同時並行で使用することが当たり前になる文化の中で、たまたま一方が「食事」というアナログな行動であるがために、否定的に見られてしまうこともあるのでしょう。


このように私たちの生活には、さまざまな形の「同時並行」が入り込んでいるような気がします。

そして、同時並行の背景やきっかけとしては、確かにデジタル化があり、それがけん引しているとも思います。


その上で、例えば先ほどの「ながら〇〇」も広い意味では同時並行であることには違いないのですが、それが周囲に認められるかどうかによって「すごい」と言われるときと「良くない」とされる場合の違いが生じてしまうのです。


就職をして働くことをサポートする就労移行支援事業所ユースターでは、社会で必要なルールを知るプログラムを用意しています。

その中で、同じ行動をしていても「すごい」と言われるときと「良くない」とひんしゅくをかってしまう場合があることを例に挙げて、なぜ印象の違いがあるのか?を話し合っています。


居酒屋で飲食している時に大きな声で話して盛り上がるのは許容されても、その行動は、映画館や図書館ではまったく受け入れられない。。。

急いで会社に出勤するとがんばっているように見えるが、急いで退勤すると?何となく不真面目に見えてしまう。。。


このようなわかりやすい例から始めて、もっと複雑な場面や人間関係について、ユースターを利用する方と一緒に考えてゆきます。

話し合いはグループで行うこともあれば、個別にユースターの中のルールを題材にして考える場合もあります。


最終的には、人は「第一印象」「見え方」「先入観」「自分の生活習慣や善悪の基準」などで他の人を測っているのかもしれない、ということになります。


そして、その対処方法として「自分が周囲からどう見られているか?」ということに至り、そこに少しでも意識を向けることが大事になるのではないか、という話しになります。

(=つづく)

試合を見ながらスマホを見る写真
同時並行が生活に浸透している中、だからといって当たり前に同時並行をして良いときと、周囲に見える自分を意識するときがあります

 
 
 

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