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執筆者の写真吉岡 俊史

何が良いのか?を知る①

ユースターでは働く希望を持つ方へ、働く力、社会で生活する力など、さまざまなことを身につける支援を行っています。

生活するといっても、全てマニュアルに書いてあるごとくに、こなせるものではありません。

判断・選択をしなければならないことは、大変多くあります。


そこで、考えなくてはいけないことは・・判断をすることを支援する、とはどういうことか?ということです


「さあ決めてください」と本人に判断をさせるのではありません。もちろん支援者が代わりに決めてしまうことでもありません。


判断とは、絶対的に何が良いかを決めるということではなく、自分にとって何が良いか、それも今、この場所で・・・つまり5W1Hと言われている「その場面では」何が一番良いのかを決めます。ということは、明日同じことでも判断が違うこともあるということです。


その判断についてですが、どのように決めるのが自分にとって一番メリットがあるのか、を考えることが大事です。例えば自分の部屋を掃除する際、自分でやる、掃除機を買う、雑巾だけ、モップだけ、毎日掃除する、一週間に一回だけ集中的にやる、お金を払って業者に頼む・・・等々、掃除だけでも判断事項はたくさんあります。

もちろん掃除を日常的に行っている、慣れている方には何の苦労もない「判断」なのですが、これから一人生活を行う、働きながら生活を始める、方にはとてもたくさんの判断事項の一つで、考えるだけでも混乱する場合があります。

・・自分にとって一番良いもの、心地良いもの、節約になるもの、得するもの、など総じてメリットがあるものを選び出します。


何が良いのかを知る力とは「判断する」ことで、つまりは「選ぶ」という事に対する不安や躊躇感を少なくして、自信をもって決められるようになる力なのです。


カラフルなごみ箱
ごみを出すにも分別のために判断しないといけません。生活するスキルは「選ぶ」「判断する」に満ちています・・


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