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執筆者の写真吉岡 俊史

ペンで学べること

今週のブログは、パソコン・コピー機など、時代に合わせて仕事に必要な道具の使い方と、それに伴う就労支援について書いています。


今日は「ペン」です。パソコンなどはリモート会議などで使い方は広がっていますので、その使い方に合わせて新しいことを学ぶ必要もあります。しかし!さすがにペンは、書くために使用するだけのものですので、今も昔も違いは無いように見えます。


しかし、そうではないのです。ペンといっても、現代の私達の社会には色々なペンが登場し、それに合わせた、仕事上の注意や、仕事に関係した使い方も学ぶ必要があるのです。


ユースターでたびたび話題となります端的な例は、『消せるボールペン』、です。


メーカーによって、フリ〇ションペンなどの名称がある、あのペンです。ペンの後ろに付いているラバーでこすって消すのは、いまや日常で、多くの方が持っています。それらの消せるペンも「ボールペン」の分類に入るという認識から、正式な文章もそれを使ってしまう方がユースターにもいらっしゃいます。例えば、履歴書はシャーペンや鉛筆など消せないものは避ける、というルールをお伝えすると、その消せるボールペンで書き始める方もいます。


履歴書は書き損じはすべきではなく、もし大がかりに書き損じたら、最初から新しい用紙に書く、という手間のかかることになりますし、それらをユースターを利用される方の多くは経験されています。それゆえに、書き損じの無い、消せるボールペンが魅力的なのかもしれません。

更に自分が毎日使っているのがそれだから・・と無意識に使ってしまう方もいます。理由は色々とありますが、周りの方が気付かないと、無意識に履歴書も消せるボールペンで提出してしまうかもしれません。


ボールペンは何でも消せないもの、という常識は今の時代には無くなっています。消せるボールペンは自分が消したい時だけにとどまらず、温度によって、消えてしまう場合もあるようです。「消せるボールペン」は「消えてしまうボールペン」でもある、ということで、正式な書類だけでなく、FAXしたり、ラミネートしたり、書いた書類を加工することを考えたら、「このお仕事ではつかえませんよね」、という説明も、仕事の知識としてお伝えすることも大事です。「当然知っていること」とは限らないのです。


ペン一つから機能に合わせた就労準備をしなければならないユースターの利用者の方は、やることがたくさんあります。


カラフルなボールペンの束の写真
消せるボールペンを使うのも経験、使わない時を知ることも経験かと思います


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