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執筆者の写真吉岡 俊史

パソコンで学べること

今週のブログは、色々な道具と就労支援について書かせていただきます。


写真はパソコンのトレーニングプログラムを行っている様子です。。。


就労移行支援事業所ユースターのパソコンプログラムは、パソコン初心者や、普段パソコンを使っていない方には、機器の立ち上げ方、指の練習などから入ります。一方、使いこなしていらっしゃる方には、お仕事で使う実践になるべく近い形での各種書類作成やコツなどを習得していただくのですが、どちら(初心者、熟練者)にも共通しているのは、

「技術の向上を目指すよりも、パソコンを使って仕事をするイメージ醸成」です。


パソコンは道具として、仕事に無くてはならないもので、業種によっては一日中使用します。業種を問わず、ほぼ全ての業務をパソコンを通して行う職場も増えており、勤怠から会議まで、業種の違いはあっても、見ているものは「画面」になります。。。


当然、リアルとバーチャル、リモートと対面などが一日の中に何度も切り替わり、このような特殊な状況に、とまどったり、強いストレスを感じる人もいるのではないかと思います。


ユースターを利用して、就労を目指す方も、特に対面での会話や所作も覚えなければならない一方で、リモートなどパソコンを通した画面での「所作」も大事なテーマになっています。


パソコンを通した所作は、対面と同じようでいて異なる部分も多いです。さまざまなことが効率的、合理的になっていますが、省略してはいけない部分もあり、経験が少ないとわかりにくいと思われます。

例えば、会議の初めの「自己紹介」・・・

テレビ会議の場合の自己紹介、みなさんはどのように捉えていますでしょうか?

仮に、自分が上司や主担当の人に連れられて会議や会合に参加したとします。対面の場合であれば初めて会う方とは名刺交換等をしますし、しなくても自分が上司に同行して来ていることを、雰囲気から相手に伝えられます。そうなると、万が一自己紹介のチャンスを得られなくても「一緒に来ている人」ということで、輪の中の自分の立場を理解してもらえます。

しかし、テレビ会議の場合はどうでしょうか?上司も主担当も私も、皆同じ画面上で並列です。そうなると自分が今回は同行している立場であることを自分の紹介と共に相手にわからせることが必要になります。つまりテレビ会議の場合、自己紹介の機会が対面よりもより重要になり、加えて状況の説明もしないといけないのです。例えば「先ほど話しました〇〇(名前)の部下で今回は皆さまのご意見を拝聴して勉強するために参加しました□□です。よろしくお願いします」・・・・といった感じです。


そういった場面も想定した自己紹介も練習しておかなければ、ということになります。その他、画面上のお辞儀はどのタイミングでどこまで・・など細かいことを取り上げたらきりがありませんが、不安が残らないように、できるだけ経験をすることを大事にしています。


このように、パソコンの技術のトレーニングと、就労支援としてのパソコンプログラムは取り扱う視点が違ってきます。

パソコンを、入力する端末として練習するだけでは充分ではありません。


パソコントレ―ニングをしている方の写真
パソコンを学ぶのではなく、パソコンを使った仕事の仕方を学びます

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