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バンドル型

「バンドル販売」という形の販売方法が広がっています。

バンドルとは、「バンドリング」つまり異なる種類の商品を一緒にするというものです。抱き合わせ販売といえば馴染があるかもしれません。

最近はこのように違う種類の商品を抱き合わせで販売するものも増えているように思います。


恐らく一つ一つの商品の値上げが顕著で、単体で販売すると値上げ感が出てしまうために、他の商品と一緒に売ることで値上げ感を薄める意図もあるのかもしれません。


例えば、通販ビジネスの中で、石鹸を買うと、石鹸ケースも一緒に買いますか?・・とお勧めが来る。筋肉痛に塗る鎮痛消炎薬を買うとサポーターも・・・と勧めてくる。

一緒に買うとお得な価格に見える・・といったものです。これがバンドリング販売です。


全く違うジャンルの商品ではあっても、消費者が今関心を持っているものと「抱き合わせ」をさせて、あたかもお得に買い物をしたように感じさせてしまうものです。


「ついで買い」であることを知りながら、買い物をする瞬間に気が緩んで、”いつか使うだろう”とか”今買っておくと良いからすすめられたのだろう”と信じてしまって、私もつい買ってしまうことがあります(´;ω;`)ウゥゥ。


この「バンドリング」という方法・・ここまでの話の「商品を買う」というものとはまったく性質が違いますが、福祉のサービスの選び方はどうでしょうか?。


福祉サービス制度(例えば就労継続支援B型事業(以下「B型」))を例にとりますと、B型事業所に通う事になった場合、計画相談支援といって相談に応じて下さる事業所も一緒に付けた方が良いと言われることがあります。

その計画相談支援とは、障がいのある方の今や将来の生活全般に関わるさまざまなことについて、どのような害福祉サービスを利用したら良いかを一緒に考えて計画していただける支援のしくみです。

もちろん計画相談支援は受けていただくことをお勧めしますが、B型事業所に通うことになったらバンドル型でついてくるようなサービスと思ってしまいがちですが、そうではありません。

B型と計画相談支援はそれぞれ独立する異なる事業体が提供する支援です。


両方があると良いのですが、それぞれに違うサービスであることを知っておき、それぞれのサービスがどの目的であるのか・・どのように自分と関係するかを知って、事業を選ぶべきなのです。

そうでないと、どちらかが勧めたから一緒に・・とついバンドル型で受けることになるかもしれません。

福祉サービスですから、自己負担費用がかからない場合もある(かかることもあります)のですが、だからといって何でも良いと思ってしまうことは良くないのです。


自分で個々の福祉サービスをそれぞれ吟味して選んでゆく・・買う商品を選ぶのと同じように一つ一つ選ぶくらいの意識を持って自分に合ったものを選べると良いと思います。


就労支援を提供する就労移行支援事業所ユースターも、利用して下さる皆さんに「選んでいただいた」支援です。これからも、まだ出会っていない方々にも選んでいただけるように、特徴と目的をしっかりとお伝えしてゆきたいと思います。

そして、色々とあるサービスの中から、自分で選んでいただきたいと思います。前向きに選択した福祉サービスには前向きに利用しやすくなると思うからです。


これからも多くの方々との出会いがありますよう努力して参ります。


チョイスのイメージ写真
自分に合せて一つ一つ・・






 
 
 

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