社会で生活している就労移行支援事業所ユースターに通って社会で働く準備を進めている方も、ユースターには通っていなくともそれぞれの場所で就職を目指している方も、もちろん支援を担当するスタッフも、皆社会で生活する一人です。
特にユースターを利用される方々は、来るべく次の「チャンス」を目指しながら毎日ユースターに通われています・・そして・・その「チャンス」とは?・・・もちろん就職です。
しかし、そこで考えたいのは、「就職」することで何のチャンスを得るのか?ということです・・・もちろん多くの方は「就職できたことがチャンスを獲得したということだよ!」とおっしゃると思います。でも、就職でチャンスを使ってしまったということなのでしょうか?
別の考え方として、就職は社会で活躍する『きっかけを得た』のであって、社会で活躍することに近づいた証が「就職」である、ともいえるのではないでしょうか?。そうなると、本当のチャンスは就職後に来るのであって、就職自体は、あくまでチャンスへの道程(途中の過程)なのかもしれません。
言うまでもなく「チャンス」というのは、何かをする好機、良い機会という意味で、誰でも日常的に使っている言葉です。。しかし、実は、チャンスのタイミング、つまり「いつがチャンスなのか・・」のとらえ方は、人それぞれ微妙に違うような気がします。
例えば、好機がおとずれる直前の状態がチャンスの瞬間、と感じる方もいらっしゃれば、好機とともにあるのがチャンスなど。。また、好機自体はチャンスではない。という考え方も出てくるのかもしれません。
そうみると、チャンスをつかんで就職した、ということは、喜びと希望に満ちて、とてもうれしいことですが、就職にたどりついたことで「チャンスを使ってしまった」と考え、空っぽにならないで欲しいと思います。むしろ「将来の多くのチャンスを得られる可能性が広がった」と考えて、いくつものチャンスを得た、ととらえると良いと思います。
チャンスとはいつか?・・・人によって違いますが、チャンスは常に未来にあって、過去に使って無くなったものではない、ということで、気持ちはいつも前向きでいたいですね。
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