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執筆者の写真吉岡 俊史

スケジュール帳

皆さんは来年の手帳(スケジュール帳)はもうご用意されましたでしょうか?

手帳はとっくの昔に廃止して、すべて電子的に管理・・・なんて方も多いのかもしれません。


私の場合は、自分の予定を書き込むだけではなく、たまに日記のように、過去の予定を振り返って反省したり・・後悔したり・・に使うこともあります。


手帳を全く持たない方もいらっしゃいます。なぜなら「予定はたくさん無いから」・・とか「全て覚えているから」・・ということのようです。「その時になったら誰かが教えてくれるから」という大胆な方もいらっしゃいます(笑)。


しかしスケジュール帳を持たない理由として”どのように使用したら良いかわからない”という方がいらっしゃいます。

当たり前のように使用している方にとっては「???」かもしれません。

”どのように使用するのかがわからないー”の意味が理解できないのです。


しかし、長い間、手帳に頼らない生活をしてきた方にしてみれば、逆に「手帳には何をどうやって記入したら良いのか?」「書いたことで安心して忘れてしまいそうで・・」とおっしゃる方もいるのです。


本来の目的である「予定管理」をするツールとしての手帳と考えると。。予定管理のためには、手帳に何かを書いて溜めることが必要です。。。しかし、手帳にたくさん書き留めていると、一見「管理」できたようで、自己満足できるのですが、実際は書くだけで安心し、後から見返さなかったりと、書いた後に精一杯「使う」ことができているだろうか?と疑問になったりもします。


「使う」ことの意義・・


就労移行支援事業所ユースターを利用されている方は、とてもまめにメモを取る方が多いです。ユースターの中では、メモトレーニングというプログラムを積極的に行っているからです。

それは、忘れないためだけではなく、耳を使って良く聴くことや、要点をおさえる練習のため、言葉を文字化するため、メモを活用しているものです。

その影響で、ユースターに来始めてからメモをとる習慣が身についた方もいらっしゃいます。

惜しいのは、せっかくたくさん書き留めたことを、書いた後にあまり見返さないことです。もっと「使う」ことにも意識を向けて頂きたいと思います。。

先日も、せっかく手帳に書いたのに、採用面接の大事な日程を忘れそうになった人がいました。


職業適性の検査の中に「道具を上手に使えるか?」という項目があるのを思い出しました。道具を使うというのは、道具を本来の目的のために、最後まで使いきるということができるか?という視点です。

手帳でスケジュール管理をすること一つをとっても、使うって奥深いと感じます。


手帳の写真
手帳は書きこんで使うまでが道具としての役割なのですね





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