top of page
執筆者の写真吉岡 俊史

やらないという目標①

何をやらないかを決めるのが大事、という言葉があります。


何かをやる、ということを決めるのは比較的簡単ですし、言葉で言うだけならすぐにでもできます。

実現させるために多くの努力が必要になる目標もありますが、少しの心構えだけで達成できる目標もあります。


自分のために何かをやるという目標を作ることは、前向きにも感じますし、違法であったり、公序良俗違反ではない限り、基本的に肯定的に受けとめたいと思います。


しかし「何かをやらないことを目標にする」というのはあまり馴染みがなく、周りの理解を得にくくなる場合もあるのです。

例えば、就労移行支援事業所ユースターの場合ですと「(〇〇年の間は)就職をしない」という目標を設定する方がいます。かなり少ないですが。。。。


「〇〇をやらない」を目標にする、というだけでは意義を失ってしまいがちです。しかし、その後に次のような項目が加われば、やらない目標に大きな意味を持たせることになります。

・”今できるけれども我慢して〇〇のチャンスを待つ”

・”行動に移さずに、動向を分析し戦略を練る”

・”〇〇のために今は△△に専念する”

・その他


人手不足で多くの企業が人材を欲しがる時代・・・・選り好みをしなければ就職して働く先は比較的あるのが実際のところです。


そういった状況でも、就職をせず自分を磨いたり、基礎的な力を身につけることに一定時間を費やす、という計画もアリなのかと思います。

人によっては、自分に必要なことは何かを認識して、就職をする前の段階で整えておいた方が安心して転職できる、とおっしゃいます。


ユースターの利用の方法は多様です。

①力を身につける

②自分を取り戻す

③過去に区切りをつける

④支援者の輪を得る

⑤自分の今後の人生を考える

⑥その他・・・さまざま


これらの使い方はとても賢明ですばらしいと思います。他の人から見ると何もしないでいるようにも見えますが、そういった時間こそ自分が変わるきっかけになることがあるのです。


白紙の看板イメージ写真
「何もしない」のではなく、何かを蓄えているともいえます


閲覧数:12回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentários


bottom of page