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おたがいさま①

2023年11月15日に札幌市が主催する「障がい者雇用を通して企業づくりを考えるフォーラム」に参加をいたしました。北海道中小企業家同友会札幌支部が運営を行っています。


詳細は後日、画像等が揃った時点であらためてお伝えしたいと思いますが、そのフォーラムの中で、企業の代表者が障がい者雇用について大切なことや、大事にしていらっしゃることをお話しされていました。

その一つに、いつか自分も誰かに支えられて生活する、あるいは支えられて働くかもしれないので、”おたがいさま”です。とおっしゃっていました。

誰と誰が「おたがいさま」なのかと言うと、その場面では働く障がい当事者と、雇う企業なのかもしれませんが、”おたがいさま”の言葉がとても深く心に残りました。


おたがいさま、というのは2人の人がそれぞれ100%対等であるというまぎれもない平等というイメージを持たせるだけでなく、お互いに支え合う、助け合うといった、頼りあう関係も描いていると思います。

その姿は私にとっては絵としても心の中にイメージしやすい気がしたものです。


従業員として、自分の力を会社に貸して会社を助け、会社は働きやすいように従業員に力を貸して・・という関係なのです。


働く障がい当事者と、雇う企業の関係に限らず、雇用関係というものは、完全に雇用者が主導者、従業員が管理される被主導者のような形になります。

個人的には古めかしいと感じますが「主従」といった日本語になっていたりもします。


もちろん雇用者は従業員を指導、管理するのは、企業という組織を統制する「責任」があるからで、単に好き勝手なことを上から言っているのではないのは理解できることです。昨今それらを誤って理解している企業のリーダーが好き勝手なことをして、従業員が迷惑を被る、といったことも目にしますが、それらは問題外としても、健全な企業であれば雇用者は責任をもって属する従業員を統制し、人を育成しながら、働きやすいように気配りをしているのです。


その関係が固定観念としてある中で、今回のフォーラムに出たきた「おたがいさま」というのはさらに一歩進んだ価値観で、経営者が従業員と同じ目線にいて、従業員を真に頼っているからこそ、逆に頼られていることを感じとれるのかな、とも思いました。

単に従わせようとしたり、コマや歯車と思い、会社のために何でもするのが従業員、と一方的な視点だけで見ている中では出てこない価値観です。また「おたがいさま」は会社と従業人だけではなく、従業員間にも同じ視点を会社内に創りあげていらっしゃいました。そしておたがいさまを創ったのは経営者だけではなく、会社の全員が創ったものであることも伝わってきました。障がい者雇用によって会社も一段成長することができると感じた次第です。



大勢が一緒に働くオフィス
お互いさまが浸透している職場が良いです


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